朝のお支度が進まず、泣きわめく子どもに手を焼きながら、ふと時計を見て焦る――そんな毎日を過ごしていませんか? でも、5枚程度の絵カードと一つのスケジュール表から始めることで、日常が驚くほど穏やかに変わるとしたら、どうでしょうか?
これは、あるお母さんが家庭で実際に経験した変化を基にしたお話です。祐子さんとその家族が直面していた課題と、その解決の糸口――それは、きっとあなたのご家庭でも起こり得ることです。
祐子さんは、朝食の準備をしながら、今日も心が揺れている。
「大輝、元気に学校に行けるかな・・・朝のお支度がスムーズに進むといいけど。」
大輝君は小学1年生。自閉スペクトラム症と診断されていて、支援学級に通っている。
居間のほうからトントンと足音が一日の始まりを告げるようだった。現れた大輝君は少し眠そうな顔をしているが、無邪気な笑顔を見せる。ふと、大輝が初めて笑顔を見せた日のことを思い出し、祐子さんの胸に温かさが広がる。
足音が聞こえた瞬間、祐子さんは自然と微笑み、声をかける準備をした。「おはよう、大輝」と声をかける祐子さん。大輝君の笑顔は、朝の忙しさを忘れさせるほどの魔法だった。しかし祐子さんの心の中では、今日の朝がスムーズに進むかどうか、心配と期待が交錯していた。
大輝、トイレに行けるかなぁ・・・
朝食前に、大輝君にトイレを促す時間がやってきた。発達障害の専門医や担任の先生から、「優しい声掛け」と「視覚支援」が効果的だとアドバイスを受けている祐子さん。
「大輝、トイレに行こうね」と優しく声をかけるが、大輝君は反応せず、リビングの隅でおもちゃを手に取って遊び始める。
そこで、祐子さんは「トイレ」と書かれた絵カードを差し出し、具体的に視覚で伝える。「ほら、トイレの時間だよ。」大輝君はしばらくカードをじっと見つめた後、ようやく立ち上がり、トイレへと向かう。
「よかった…!」と、祐子さんは心の中で安堵する。この一瞬の成功が、朝の慌ただしさの中でも小さな希望を与えてくれる瞬間だった。
穏やかな朝食は一息つける瞬間
祐子さんの家族は、朝食の時間を静かに迎える。ご主人の直樹さん、祐子さん、大輝君、そして次男の雄二ちゃんの四人が、テーブルを囲む。食事はほとんどスムーズに進み、祐子さんはほっと一息つく瞬間だ。大輝君が静かに食べる姿に、少し安心感を覚えながら、雄二ちゃんも元気に食べている。
直樹さんは食事が終わると、さっさと支度を済ませ、家を出た。忙しい営業課長として、仕事に向かう時間が迫っていたのだ。
歯磨きの攻防戦
「大輝、次は歯磨きだよ」と、祐子さんが「歯磨き」の絵カードを見せると、大輝君は一瞬カードを見つめた後、渋々立ち上がり、洗面所へ向かう。その姿に祐子さんは少しホッとしながらも、次の難関が待ち構えていることを予感する。
洗面所に着いた大輝君は歯ブラシを手に取るものの、手を動かすペースが遅く、思うように歯磨きが進まない。祐子さんは横で優しく声をかける。「そうそう、上の歯もしっかりね。あと少しだよ。」しかし、時間が気になる祐子さんの心の中は焦りでいっぱいだ。
時計の針が進む音が気にかかりながらも、大輝君のペースに合わせて見守り続ける祐子さん。歯磨きが終わるころには、次の準備が迫っているのだった。
着替えは一筋縄ではいかない!母と息子の攻防戦
朝の次の大仕事は、大輝君の着替えだ。祐子さんは「さあ、次はお着替えだよ」と優しく声をかけながら、「着替え」の絵カードを見せる。大輝君は絵カードをちらりと見ただけで、そっぽを向いてしまう。絵カードの意味は理解しているようだが、なかなか行動に移ろうとしない。
「大輝、これを見て。お着替えの時間だよ。」祐子さんは声掛けを続けながら、何度か絵カードを見せて促す。それでも大輝君は、リビングの隅でお気に入りのおもちゃを手に取り、視線をそらし続ける。時間が過ぎるたびに、祐子さんの焦りは募る。
ようやく、大輝君が重い腰を上げて、着替える気になった。「そう、いいよ、大輝。じゃあこれを着てみよう。」祐子さんが手渡した服を、大輝君は渋々手に取る。しかし、服を顔に近づけた瞬間、「嫌だ!」と叫び出した。
布地の感触がどうにも気に入らないのだ。特に首元や袖口が肌に触れる部分が気になる様子で、大輝君は服を投げ出し、顔をしかめて立ち尽くしてしまう。「大丈夫だよ、大輝。この服を試してみようか?」祐子さんは別の服を取り出しながら、優しく声をかける。しかし、それも大輝君の拒否に遭う。
ついには、大輝君がパニックを起こし、家の中を走り回り始める。「大輝、落ち着いて。大丈夫だよ、お母さんが手伝うからね。」祐子さんは深呼吸をし、冷静に声をかけ続ける。
やっとの思いで大輝君を落ち着かせ、再び服を手に取らせる。「そうそう、それでいいよ。」祐子さんの粘り強い声掛けに応えて、大輝君は少しずつ着替えを進めていく。
時計の針はどんどん進んでいる。なんとか大輝君が服を着替え終えたころには、祐子さんの肩にはじわじわと疲労がのしかかっていた。次の準備が待っていることを考えながら、祐子さんは小さくため息をつく。「あと少し…」と自分に言い聞かせながら、慌ただしい朝の時間がまだ続いていくのだった。
「なんでお兄ちゃんは一人で着替えないの?」弟の素朴な疑問
大輝君の着替えに手間取る様子を、弟の雄二ちゃんはじっと見つめていた。まだ幼稚園年中の雄二ちゃんにとって、それは不思議でたまらない光景だった。
「なんでお兄ちゃんは一人でお着替えしないの?」と、雄二ちゃんが首をかしげながら祐子さんに尋ねる。その純粋な問いかけに、祐子さんは一瞬、言葉を失った。
「お兄ちゃんにはね、少しだけ時間がかかることがあるのよ。」祐子さんは優しく答えるが、それ以上の説明をどうするべきか迷う。雄二ちゃんがもっと理解できる言葉で伝えるべきなのか、それとも今は見守るだけで十分なのか…。
「雄二ちゃん、ちょっと待っててね。お母さん、お兄ちゃんをお手伝いしてるから。」そう言って祐子さんは、雄二ちゃんに微笑みかける。雄二ちゃんも納得したように小さくうなずき、大輝君の様子を静かに見守り続けた。
祐子さんの胸には、小さな弟が抱える戸惑いと、大輝君へのサポートをどう両立するかという、また一つの課題が浮かび上がっていた。
二人の子どもを送り出してホッとしたのも束の間、職場へ急ぐ朝
「もう時間がない!」祐子さんは焦りを押し隠しながら、なんとか大輝君に服を着せる。ようやく着替えが終わると、すぐに大輝君と雄二ちゃんの持ち物を急いで確認し始めた。
「ハンカチ、連絡帳、ノート…大丈夫ね。」声に出しながら一つ一つ確認し、カバンに詰め直す。準備が終わったところで、祐子さんは玄関に急いだ。
幼稚園バスが停まる場所は玄関から100メートルほど離れた通り沿いだ。雄二ちゃんの小さな手を握り、大輝君を後ろに気遣いながら、3人で急ぎ足で向かう。「間に合うかな…」と祐子さんは心の中でつぶやきながらも、足を止めずに歩き続けた。
なんとかバスが来るタイミングに間に合い、雄二ちゃんを笑顔で送り出す。「雄二ちゃん、行ってらっしゃい!」手を振る彼の姿を見届けると、祐子さんは大輝君の手をしっかり握り、次は学校へ向かう。
大輝君を学校に送り届けると、祐子さんは短い安堵のため息をついた。「これで朝の山場は越えた…」と心の中で思うが、時計を見るとフレックス出社の開始時間が迫っている。
電車に乗るため、駅に向かって急ぎ足で歩く祐子さん。朝からの慌ただしさで既に肩には疲れが重くのしかかっているが、子どもたちを送り出せた安堵と、これからの仕事に向けた気持ちを抱きながら、一日の次のステージへ向かっていた。
疲れの中でも、大輝君を支えたい気持ち
祐子さんは、家庭で視覚支援を取り入れるよう努力してきた。トイレや歯磨き、着替えの絵カードを使って、大輝君の行動を促してきたが、最近その効果が薄れてきていると感じている。「これだけじゃ足りないのかも…」という不安が胸をよぎる。
スケジュール表の必要性については、小児精神科の先生や支援級の先生からも繰り返し助言を受けている。しかし、直樹さんも祐子さんも、日々の忙しさに追われて具体的な準備に手をつけられない状況だ。
最近、大輝君の問題な行動が増えてきた気がする。朝の準備で服を着たがらない、トイレに行こうとしないなど、これまで以上に手がかかるようになり、祐子さんはそのたびに胸が締め付けられる思いだった。「どうしてうまくいかないんだろう…」と、解決策を模索しながらも、不安だけが膨らんでいく。
直樹さんも祐子さんも、仕事と家庭の両立に追われ、疲労が重なっていた。家族全員で大輝君を支えようとするものの、限られた時間とエネルギーの中で、次第に心の余裕がなくなっているのを感じていた。それでも、二人とも大輝君のために何かしてあげたいという思いは変わらない。
「このままじゃだめだよね…」と直樹さんが漏らした言葉に、祐子さんは小さくうなずいた。限界を感じながらも、大輝君が安心して生活できる環境を作るために、何かしらの方法を見つけなければならない。親としてできることは何なのか――その答えを探す日々が続いた。
世界中で認められる「視覚支援」の力
自閉スペクトラム症の支援において、「見通しを視覚的に与える」ことは、今や世界標準的なアプローチです。この方法を体系的に提唱したのが、1970年代にアメリカのノースカロライナ大学で開発された「TEACCHプログラム」です。
TEACCHは、自閉スペクトラム症の特性を理解し、それに合った環境を整えることで、スケジュールや視覚的な手がかりを通じて行動の見通しを提供します。これにより、子どもたちが安心して次の行動に進めるよう支援する画期的な方法です。自閉スペクトラム症の子どもにとって、言葉で与えられた見通しと視覚的な見通しでは雲泥の差があるのです。
現在、TEACCHプログラムは世界中の学校や家庭、支援施設で成果を上げており、日本でも多くの自治体や専門機関で導入されています。
参考1)TEACCH (米国ノースカロライナ大学TEACCH部), https://teacch.com/
参考2)「自閉症療育-TEACCHモデルの世界的潮流-」, 佐々木正美、日本小児神経学会 脳と発達 39(2): 99-103, 2007.
「見せれば行動する」ではない
しかしながら、TEACCHの考え方が広まる一方で、「見通しを見せれば行動する」という誤解も多く見られます。確かに、視覚支援は混乱を減らし、行動の安定化に大きな効果を発揮しますが、それだけでは十分とは言えません。
実際にTEACCHを使いこなし、成果を上げられる支援者もいれば、うまく活用できずに効果を実感できないケースがあるのも事実です。その違いを生む鍵の一つが、見通しの内容を子どもにとって魅力的で意味のあるものにできるかどうかにあります。
楽しい見通しを持たせると、行動は自立します
祐子さんと直樹さんは、「見通しを持たせれば行動が自立する」というアドバイスを受け、家庭で視覚支援を取り入れてきました。「トイレ」「歯磨き」「着替え」といった一枚の絵カードを使い、大輝君に次の行動を伝えてきたのです。
最初はうまくいっていたものの、最近では絵カードを見せても反応しないことが増えました。「どうして行動につながらないんだろう…?」祐子さんの頭の中に疑問が浮かび、直樹さんも疲れた表情で「このままじゃダメだよね」と漏らす日々が続いていました。
実はここに、大きな鍵が隠されていたのです。
「見通しを持たせれば行動が自立する」という考え方には、もう一歩踏み込む必要があります。
その答えは 、見通しそのものが子どもにとって「楽しい」と感じられるものであること。
例えば、大輝君が「着替え」の絵カードを見たとき、その先に待っているのは「お気に入りのおもちゃで遊べる時間」という見通し。つまり、「やるべきことを終えたら、ご褒美がついてくる」という明確で魅力的なゴールが示された見通し。このような楽しい見通しがあることで、大輝君は次の行動に自発的に取り組むようになりました。
祐子さん自身も、焦りや不安が減り、家族みんなが穏やかに過ごせる時間が増えたそうです。ほんの少しの努力で、こんな大きな変化が生まれるのだと驚いていました。
ただ次の行動を伝えるだけではなく、子どもが「やりたい!」と思えるように見通しを魅力的にして提供することで、子どもの行動は自立に近づくのです。この楽しい見通しを作る親御さんの一手間が、子どもの笑顔を引き出します。
「楽しい見通し」を実現するオールインワン製品
お子さんの行動を支援し、自発的な行動を引き出すためには、楽しい見通しを作ることが鍵となります。そのために必要なアイテムを一つのセットにまとめたのが、この 「コバリテ視覚支援スタートキットⅡ」 です。
コバリテは2016年の発表以来、2,000組以上のご家庭で愛用されています(2024年11月末現在)。子どもの混乱がなくなり、行動が自立するようになったと多くのご家庭で大変喜ばれています。
支援の初心者に優しいコバリテの3つの特徴
ボードや絵カードなど必要なアイテムが全て揃っており、届いたその日からすぐに使えます。
視覚支援の初心者でも効果が実感できます。図解付きで分かりやすく、誰でもすぐに実践できます。
初めての方から経験豊富な方まで、お子さんの成長に合わせた柔軟な支援が可能です。
免責事項)「スケジュール表を使った自閉症支援」の効果には個人差があります。
特記事項)当社ネットショップでスタートキットをご購入の場合、「90日間返品保証」が付いています。詳しくは、ページ後方の部分でご確認ください。
はじめまして、古林紀哉です。
私の名前は古林紀哉、「コバリテ視覚支援スタートキット」を開発した古林療育技術研究所の代表です。
私は3人の息子の父親で、三男は重度の自閉症です。彼は言葉を話すことはできませんが、彼との日々を通じて私と家内は多くの学びを得ました。そして、その学びがこの製品の誕生につながっています。
崖っぷち家族が見つけた最後の希望
三男が10歳だったある日、私達は限界を感じていました。「もう何をしても解決できない、最後の希望はあれしかないのか?そんな絶望感を覚えていました。」
彼は週末ごとに「おもちゃ屋へ行きたい」と絵カードで要求し、もしその要求が叶わないとパニックを起こして家中が混乱に包まれる――そんな日々が続いていたのです。
例えば、ある日曜日の朝のこと。三男が「おもちゃ屋」と書かれた絵カードを私の前に差し出しました。昨日も行ったばかりなのに、また今日も行きたいとアピールしてきたのです。
連れて行かなければ激しいパニックが始まり、どうにも収拾がつかない。仕方なく彼を連れて行き、1,100円の動物フィギュアを買うのですが、このサイクルが毎週繰り返されていました。気づけば、動物フィギュアだけで10万円以上の出費――「このままでは家計が持たない」と頭を抱えたことを今でも覚えています。
私も家内も自閉症支援のことはある程度は勉強していたので、スケジュール表やカレンダーなどの視覚支援のことは知っていました。家庭で絵カードは使っていましたが、スケジュール表やカレンダー作っていませんでした。
「このままでは家計が崩壊してしまう」と感じた私は、家内と話し合い、ある決断をしました。
「おもちゃ屋は月に1回だけ」というルールを作り、それを三男にも分かりやすく伝えるために、絵カードカレンダーを作ったのです。
私達家族を救った「絵カードカレンダー」
絵カードカレンダーを使った最初の週、三男の要求に「次に行くのは来週の土曜日ね」と絵カードカレンダーを指さして伝えました。すると、最初は何度も要求していた三男が、次第にそのルールを理解し、パニックを起こすことなく1週間待ちながら過ごせるようになったのです。
1週間後の土曜日、三男はニコニコしながら私と一緒におもちゃ屋へ行きました。それ以降、絵カードカレンダーを自分で見て、彼は行動の見通しを楽しみながらルールを守るようになりました。
これが私たち家族にとっての「楽しい見通し」の大発見でした。
ただ単に「今日がおもちゃ屋の日でないこと」を伝えるだけではなく、1週間先には楽しいことが待っているという見通しを見せることで、三男の行動が自立に近づいたのです。
「楽しい見通し」が生み出した驚きの変化を他の家庭へ届けるために
この経験から私は、「楽しい見通し」を誰でも簡単に取り入れられるツールを作りたいと考えました。そして2015年、長年勤めた野村総合研究所を早期退職し、開発に専念しました。
こうして生まれたのが、「コバリテ視覚支援スタートキット」です。
この製品は、私の家庭での経験と、自閉症の専門家から得た知識をもとに設計されています。視覚支援を始めるために必要なアイテムをすべて揃え、誰でも簡単に使えるよう工夫しました。
私の願いは、この製品を通じて、多くの家庭に「楽しい見通し」を取り入れてもらうこと。そして、子どもたちが自発的に行動し、家族みんなが笑顔で過ごせる日々をサポートすることです。
もちろん、成人した三男は、行きたい場所ややりたいことを自分で決め、コバリテの絵カードカレンダーを毎日楽しそうに使っています。
私と同じ悩みを抱えるすべてのご家庭へ
「楽しい見通し」を使った支援は、どの家庭でも始めることができます。この製品が、あなたのご家庭にも笑顔をもたらす一助となれば幸いです。
改めて、コバリテ視覚支援スタートキットⅡを紹介します
「楽しい見通しを持たせると、行動は自立する」というアイデアを実現するためのツールとして、「コバリテ視覚支援スタートキットⅡ」をご用意しました。この製品は、視覚支援を家庭で簡単に始められるよう設計されています。
お子さんがスムーズに次の行動に進み、自立に向かって一歩を踏み出せるよう、コバリテはすぐに使えるオールインワンセットとして誕生しました。
特徴(1)すぐに支援を始められるセット内容
- ホワイトボード(3枚)
自閉症の支援用に専用設計され、スケジュール表や週間カレンダーとして使用可能です。壁にピンで固定したり、紐で吊るして設置できます。
- カードフォルダー(60個)
磁石でホワイトボードに簡単にくっつけられるフォルダーです。お子さんが絵カードを貼ったり外したりしやすい設計で、視覚支援の実践を手軽に始められます。
- 絵カードセット(240枚)
自閉症のお子さんが認識しやすいオリジナルデザイン。家庭でよく使う行動をカバーする約110種類の絵カードがセットになっています。
- 家庭標準パック(小学生以上向け)と家庭幼児パック(幼児向け)の2種類から選べます。
絵カードセット(240枚)の内容は次のPDFでご確認ください。
- 終了ボックス(2個)
スケジュール表の一番下に取り付け、終わった行動の絵カードを入れるための箱です。
- 注目枠(1個)
週間カレンダーで今日の場所を強調するためのアイテムです。
手作り不要、届いたその日から使えます
コバリテ視覚支援スタートキットⅡは、家庭で必要な視覚支援のアイテムをすべて揃えたオールインワン製品です。
一つ一つのアイテムは、自閉症のお子さんが使いやすいように設計されており、手作りの必要はありません。
- 「何から始めたらいいかわからない」という方でも安心です。このセットがあれば、届いたその日から視覚支援を始められます。
特徴(2)楽しい見通しを作るための教え方ガイド
コバリテ視覚支援スタートキットⅡには、視覚支援を初めて取り入れる方でも安心して始められるよう、約30項目にわたる詳しい教え方ガイドが付属しています。このガイドは、初心者でも視覚支援をスムーズに活用できるよう、すべて図解付きで説明されています。
ここでは、特に重要な2つのポイントをご紹介します。
1. 楽しい目標をスケジュール表で可視化する
自閉症のお子さんがスケジュール表に興味を持ち、自発的に行動するためには、好きな行動(楽しい目標)を取り入れることが欠かせません。
例えば、朝のスケジュールに「トイレ」「朝食」「歯磨き」などの絵カードを並べる際、最後に「大好きなおもちゃで遊ぶ」や「テレビを見る」といった子どもが楽しみにできる行動の絵カードを加えてみてください。
これにより、お子さんは「やるべきことを終えたら好きなことが待っている」という見通しを得て、途中の行動に積極的に取り組むようになります。
ポイント
- 子どもの好きな行動の絵カードは、スケジュール表への関心を引きつける「磁石」のような役割を果たします。
- お母さんやお父さんが「やらせたい行動」ばかりを並べると、スケジュール表そのものが敬遠される可能性があります。
- 好きな行動とやるべき行動をバランスよく配置することが大切です。
2. スケジュール表の進行とともに「消し込み」を行う
スケジュール表の効果を最大限に引き出すためには、見通しの変化をお子さんに体験させる「消し込み」のステップが重要です。
スケジュール表に掲示された行動を1つ終えるたびに、その行動を表す絵カードを子ども自身に取り外してもらい、終了ボックスに入れさせてください。この「消し込み」によって、お子さんは「次に何をするか」を視覚的に理解し、次の行動にスムーズに移れるようになります。
具体的な手順
- スケジュール表の一番上を指差し、「これをやろう」と伝えます。
- 行動が終わったら、お子さんに絵カードを取り外させ、終了ボックスに入れさせます。
- 終了後は、笑顔で「よくできたね」と褒めてあげましょう。
よくある失敗
- 「消し込み」を行わず、スケジュール表をそのままにしてしまうと、子どもはどれが終わったのか分からなくなり、混乱して行動が止まってしまいます。
- 「消し込み」の習慣をつけることで、子どもはスケジュール表を見ることが楽しくなり、行動がスムーズに進みます。
図解ガイドで分かりやすく学べます
これらのポイントを含め、教え方ガイドでは視覚支援の基本から応用までを約30項目にわたり図解で詳しく説明しています。視覚支援を初めて取り入れる方でも安心して実践できる内容です。
このように、楽しい見通しと消し込みのステップを実践することで、お子さんの行動は自立へと近づきます。 「楽しい見通しを持たせると、行動は自立する」という基本中の基本を、実際に家庭で簡単に取り入れられるようにするのが、この教え方ガイドの役割です。
特徴(3)成長に合わせてカスタマイズ可能
お子さんの成長や興味の変化に柔軟に対応できることも、コバリテ視覚支援スタートキットⅡの大きな特徴です。視覚支援を続ける中で、「新しい絵カードが必要だ」と感じる瞬間は必ず訪れます。そんなときに役立つのが、私たちが提供するオンラインサービス「絵カードセンター」( https://ecard.theprompt.jp/ )です。
「絵カードセンター」で簡単にオリジナルカードを作成
絵カードセンターは、お子さんの好きなものや日常の行動に合った絵カードを簡単に作れるオンラインサービスです。
例えば、お子さんの好きなおもちゃやお気に入りの場所をスマートフォンで撮影し、その画像を絵カードにすることができます。こうして作成したオリジナルカードは、コバリテのスケジュール表やカレンダーにそのまま使用可能です。
使い方はとても簡単!
- スマートフォンで写真を撮影:お子さんがよく使うおもちゃ、好きな場所、特定の行動を撮影します。
- 写真を絵カードセンターにアップロード:自宅のプリンター、または写真店やコンビニで簡単に印刷できます。
- 印刷した絵カードをハサミで切り取って完成!:作成した絵カードはコバリテのカードフォルダーに差し込むだけで使えます。
これなら、特別な道具や専門知識がなくても、いつでも必要な絵カードを作ることができます。
変化に応じていつでも絵カードが手元に
お子さんの成長や興味の変化に合わせて、絵カードを簡単作成することで、支援の効果を長く持続できます。
- 新しい遊びや好きな食べ物が増えたとき。
- 成長とともに生活スキルが広がったとき。
- 日常生活に変化があったとき。
このような状況に応じて、絵カードセンターを使って柔軟に対応することができます。
無料でご利用いただけます
絵カードセンターは、個人の方ならどなたでも無料でご利用いただけます。
簡単で便利なこの仕組みを活用して、お子さんの支援をさらに効果的で楽しいものにしてください。
このように、コバリテ視覚支援スタートキットⅡは、お子さんの成長とともに進化し、いつまでも寄り添う支援ツールとなります。
なぜ「お支度ボード」は自閉スペクトラム症の子どもに効果が出ないのでしょうか?
「お支度ボード」を使ったことがあるお母さんも多いのではないでしょうか?
市販品や手作りのものまで種類は様々で、幼稚園児や小学生低学年の朝のお支度をスムーズに進めるため、多くのご家庭で便利に使われています。
その見た目や機能が自閉症の入門書に載っているスケジュール表に似ていることから、自閉症の子どもに使ってみるご家庭も増えています。
しかし、残念ながら、実際には「お支度ボード」は自閉症の子どもに対して十分な効果を発揮しません。
その理由を以下に挙げます。
1. 子どものメリットが含まれていない
「お支度ボード」の絵カードを使うと、裏返すと「よくできました」のイラストが現れる仕組みになっていることが多いです。
最初の数日間は、お子さんも興味を持って遊ぶように使うかもしれません。しかし、絵カードに並んでいるのは、親が望む行動(トイレ、着替え、歯磨きなど)ばかりで、子ども自身が「楽しい」と感じられる要素が含まれていないことがほとんどです。
このように、子どもの視点から見たメリットがないと、やがて興味を失い、ボードを見ることすら拒否してしまうケースが多く見られます。
2. 使いにくい設計
多くの「お支度ボード」はマグネットシートを使った絵カードで、カードを裏返すことで「よくできました」の絵柄を表示します。
しかし、手先が不器用な自閉症のお子さんにとって、この動作は難しいことが多いのです。
例えば、マグネットシートを持ち上げるのに力が必要だったり、裏返す操作が困難だったりすると、うまくできないことにフラストレーションを感じてしまいます。その結果、お支度ボード自体を使いたがらなくなってしまいます。
3. 自閉症の子どもには、もっと工夫が必要です
「お支度ボード」が一般的な子どもたちには便利であっても、自閉症の子どもにとっては不十分な点があるのです。
- 親が望む行動だけを並べるのではなく、子どもが楽しみにできる行動を含めた見通しを作ること。
- 手先が不器用でも簡単に操作できる設計にすること。
これらが満たされて初めて、スケジュール表が自閉症のお子さんにとって効果的な支援ツールとなります。
コバリテ視覚支援スタートキットⅡは、これらの課題を解決し、自閉症の子どもたちが「楽しい見通し」を持って自発的に行動できるように設計されています。
あなたの家庭も変わる!コバリテで始める新しい毎日
コバリテ視覚支援スタートキットⅡが、あなたのお宅に届きました。 さあ、新しい一歩を踏み出しましょう。最初は、絵カードと仲良くなるところからスタートです。
1. 絵カードとの出会い:子どもが興味を持つ第一歩
休日の日、お子さんと一緒に絵カードを広げてみましょう。
「これ、何の絵かな?」と声をかけながら、どんな絵カードがあるのか一緒に確認してみてください。お子さんは興味津々で絵カードを触ったり並べたりするはずです。初めはそれで十分。まずは、絵カードが楽しいものだと感じてもらうことが大切です。
2. スケジュール表の準備:朝の新しい習慣をスタート
次に、スケジュールボードを設置する場所を決めます。
お子さんの手が届きやすく、親御さんからも見やすい高さが理想的です。朝のスケジュール表は、前日の夜にセットしておくとスムーズです。
新しい朝、お子さんが起きてきたら、まずボードの前に連れて行きます。「起きる」の絵カードを外すことを一緒に練習してみましょう。そして、一番上の絵カードを指差しながら「次に何をするか」を示します。その行動が終わったら、再びボードの前に戻り、絵カードを外すのを教えてあげてください。お子さんが絵カードを外して終了ボックスに入れたら、笑顔でたくさん褒めてあげましょう。
3. 楽しい見通しを取り入れる:午後のスケジュール表
午後のスケジュール表には、お子さんが楽しみにしている行動をいくつか貼ってみましょう。例えば「おやつの時間」「好きなおもちゃで遊ぶ」といった絵カードを取り入れることで、心地よい予測性を与え、お子さんの行動を引き出します。楽しい見通しがスケジュール表に含まれることで、お子さんはスケジュール表を見るのが待ち遠しくなるでしょう。
4. 次のステップ:週間カレンダーに挑戦
コバリテに慣れてきたら、次は週間カレンダーを使ってみましょう。
1週間分のスケジュールを貼ることで、子どもに「楽しい予定が待っている」というワクワク感を伝えられます。「お出かけ」「外食」などを絵カードで示すと、子どもはその予定を楽しみにしながら日々を過ごせるようになります。
5. 家族に訪れる変化
学校から帰宅したお子さんが、ワクワクしながら真っ先にスケジュール表を見に行く姿を想像してください。
「次は何をするのかな?」と自ら行動を確認し、動き始めるその姿を見るたびに、あなたは子どもの成長を実感し、喜びを感じるでしょう。
コバリテを使うことで、家族の日々が変わります。
お子さんが自主的に行動を取れるようになると、朝や夕方の忙しい時間も穏やかに進むようになります。そして、親御さん自身も、笑顔の多い毎日を過ごせるようになるのです。
樋端佑樹先生からのご推薦
かとうメンタルクリニック 精神科医師
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 特任助教
ASDのお子さんは不安と混乱の中を生きています。
そして手がかりを必死で探しています。
安心感と繋がりをベースに、意味と見通しと選択肢を視覚的に伝えて対話をつづける。課題のあとに報酬を。そして課題はベイビーステップで、報酬はしっかり見える形で。どちらもできれば本人に選んでもらって。
良い見通しがあれば行動は自発し、好きなことやできることが少しずつ増えていきます。そのためにはカレンダーやスケジュールを挟んでの対話が一里塚だよというお話をさせていただくのですが、家族にとってもその最初のステップがけっこう大変なのです。
その手立てと見通しを具体的に示してくれてハードルを下げてくれているのがコバリテです。
あとはやるかやらないかです。
星山麻木先生からのご推薦
明星大学教育学部教授 保健学博士
こども家族早期発達支援学会会長
コバリテを始めてみたとき、よく作れたなぁと、とても驚きました。
療育・特別支援に関わり30年以上になりますが、形、大きさ、マグネットで浮き上がる工夫、カード差し替え式など、子どもが使いやすいように沢山の愛情が詰まっていたからです。古林さんのお話を聞いて納得しました。それはすべて息子さんのためだったのです。
製品は売るために開発されますが、コバリテは目的が違います。子どもの混乱や不安を和らげ、生活を楽しみに変えるため、息子さんと同じようにコバリテを必要とする子の元に届けるためにあると感じています。
鈴木明子先生からのご推薦
野のすみれクリニック リハビリテーション科 院長
博士(医学)
自閉症スペクトラム症のお子さんとの生活の中で、写真カード作り、スケジュール表作りに苦労された経験のある親御さんは少なくないのではないでしょうか。
コバリテさんのスケジュール表は、もともとついているカードにも配慮が行き届いているうえに、撮影した写真をカードにしてくださるサービスもついていて幅広い方にフィットできそうです。
そしてお部屋にかけたときの美しさも貴重だなと思います。
コバリテのスケジュール表で変わった家庭の声をご覧ください
コバリテ視覚支援スタートキットⅡは、これまでに2,000組を超える家庭で活用されています。そして、その中から250通もの感謝の声が寄せられました。
お子さんの行動が変わり、家庭の生活が穏やかになったという喜びの声をご紹介します。
以下のボックスをクリック(スマホの場合はタップ)すると、詳細な感想をご覧いただけます。
免責事項)個人の感想であり成果や効果を保証するものではありません。
特記事項)当社ネットショップでスタートキットをご購入の場合、90日間返品保証が付いています。
2人の息子が重度知的障害・自閉症です。 重度でも言葉が出ていたので今まで絵カード等は、 全く家ではやっていませんでした。
使用させていただいて1週間経ちました。 長男はもう高3ですので、一日の流れとスケジュールを自分で確認する感じで、見ていました。
次男は今、中1で思春期に入り、反抗期です。 朝とかイライラしてることも多かったのですが、 コバリテが届いた翌日に、朝のイライラ等が減っていて 1週間たった今、 朝1度もひどいイライラをせず、 元気に学校に通うことができています。
朝のイラつきが減っているので、 学校やスクールバスでも最近は、 落ち着いていたり、 イラついてもうまく切替えができるようになっているようです。
朝のイライラや混乱が多く朝、大変だったのに、 全然、落ちついた朝を迎えているので、 ほんとびっくりです。
これからもどんどん活用してカードを増やして使用していきたいと思っています。
もう少し早くコバリテに出会っていればよかったのにな〜と思いました。
こんにちは。「コバリテ」本当に欲しかった視覚支援にやっと出会え感謝しております。 我が家の娘は、中等度知的障碍のある自閉症スペクトラムと診断されています。
言葉の理解が未熟なのですが、身体的には元気に成長しており、 色々な事に興味を持ち始めした。
とてもこだわりが強く、自分の思い通りにならないと癇癪や自傷行為が出てしまいます。 周囲のかかわり方の工夫が必要と思い (2年ほど、色々な形の絵カードに挑戦しては挫折していたのですが) もう一度、絵カードを使ったコミュニケーションも再開する事にしました。 何種類もあるカード類の購入や自家製のカードも、長続きできていなかったので、 今度こそ!と市販で良い絵カードを探しました。
コバリテは、絵カードとスケジュールが一緒にできるし、 最初の準備がとても簡単でした。 療育園や保育園でも写真をとって頂き、 早速スケジュール表にしました。 朝、夕に、子供は興味を持ち、見てくれます。 お出掛けや、日常生活での手洗い、トレイ、食事などの行動が、とてもスムーズになりました。
5歳の自閉症スペクトラムの男の子の母親です。 定期的に3〜4ヶ月に1回療育センターに通ってます。 そこの先生より視覚優位であり、目やすがつけられるよう 絵カードなどの使用をアドバイス受けました。 初めは自作を考え、作り方や材料集め、ラミネート機械の購入など少しづつ進めましたが 3人の子供とフルタイムの共働きで時間がなく、 あっという間に2年すぎてしまいました。
来年の4月から小学校就学もあり、さすがにあせり、 何かネットでみていてこのコバリテさんが目にとまりました。
『えっ作ったものがあるの?知らなかった!!』と初めて知り、 ちょっと高価過ぎるのが気になり、 しばらく悩みましたが、 今后のコト、将来のコト、今すべきコト、必要性を考え、 また返品保証もありとりあえず我が子が使うかどうか試しに使ってみようという気持ちでした。
届いたその日から使用しました。 子供に見せると、次の日の朝からユニットボードの絵を見て 何も私が言わないでも自分で動くようになりました。 1番びっくりしたのは朝ごはん食べて、 自分からハミガキするようになりました。 言っても今までしなかったのに・・・。 やはり視覚支援は大事ですね。
カードフォルダーをとって終了ボックスにはいれませんが みるものがあると 目やすもありいいみたいです。 「今日は保育園に行く日か分からん」と言い出したので、 1週間毎のウィークリーカレンダーも作ってみようかと思います。 ありがとうございました。
支援学校に通う小学生男子です。
自閉症と中程度の知的障害があり、成長とともにこだわりとかんしゃくが強まり、 生活にも支障をきたすことが多くなってきました。
コバリテはまだ始めたばかりですが、 支援学校でも絵カードを使用しており届いた時から興味を持ってくれました。 今は習慣づけをしている段階ですので、 自主的には使えていませんが、 少しづつ、1つやることが終わったら確認して 声かけすることも増えており、 本人もなんとなくやることのひとつとして、 とらえ始めているようです。
そして一番困っていたかんしゃくも家の中では、 かなり減ってきました。 この調子で生活の見通しを立て、 かんしゃくを起さないようにしていければ、いいなあと思っています。 ありがとうございました。
優先順位が分からない4歳の息子に毎日イライラ、怒ってばかりの日々でスケジュール表を作らないといけないと思いつつ、でも自分では作れないし何か良い方法は無いかと探していたところ、コバリテに出会いました。
届いたその日から使えること、不器用な息子でも使いやすそう、パソコン、プリンターなしでも絵カードが増やせるという点が気に入り、コバリテに決めました。
スケジュール表を使い始めてから2週間経ちましたが、思い切って購入して、本当に良かったです。今まで片付けをしなかった息子が、カードを張ってるだけで自分から進んで片付けをするようになりました。それだけでもうれしくて、怒ってばかりの日々からほめる日々に変わってきたように思います。息子にとってコバリテのスケジュール表はお気に入りのアイテムになったようで、毎日嬉しそうにスケジュールを確認して、絵カードを貼ったり剥がしたりするの楽しみながらしています。
素晴らしい製品を開発していただき、出会えたことに感謝しています。本当にありがとうございました。
あなたの子どもの成長への手頃な投資
自閉スペクトラム症のお子さんをサポートするために、専門機関での評価やアセスメントを受けることを考えたことはありますか? その費用は一般的に約20万円ほどかかります。ヒヤリング、発達・心理検査、分析評価、結果のフィードバックなど、6時間以上を必要としますが、それは「評価」であり、具体的な行動改善に直接つながるものではありません。
長期的な効果を生む直接的なサポートツール
一方、コバリテ視覚支援スタートキットⅡは、子どもの行動を直接導き、自発的な行動を促すための具体的なツールを提供します。
しかも、このツールは一度購入すれば、長期間にわたってご家庭で活用することが可能です。
手頃な価格での提供
2016年に初代の「コバリテ視覚支援スタートキット」を発売したとき、その価格は48,400円(税込)でした。私たちは、もっと多くのご家庭にこの製品を届けたいという想いから、コスト削減に取り組みました。
その結果、2022年に改良版として発売した「コバリテ視覚支援スタートキットⅡ」は、より手頃な価格である29,700円(税込)でご提供できるようになりました。
家族全体にもたらす価値
この価格で、視覚支援を家庭に取り入れることで得られるのは、お子さんの成長だけではありません。家族全体の日常が穏やかでスムーズに進むようになる価値もあります。
例えば、1日30分でもスケジュール表を活用し、お子さんに楽しい見通しを見せながら行動を促すことで、
- 朝の忙しい時間が穏やかに進む。
- お子さんが自分でスケジュールを確認し、次の行動を自主的に取れるようになる。
このような変化が、家族全体の生活をより良いものにしていきます。
コバリテがもたらす変化を想像してみてください
- 「おはよう」の後に、自分からスケジュール表に向かうお子さんの姿。
- 朝や夕方の忙しい時間も、自発的に行動を進めてくれる日常。
- 「次に何をすればいいの?」と迷わないお子さんが見せる成長。
それは、お子さんの未来への「手頃な投資」であり、家族全体の毎日をより良くする第一歩です。
ノーリスクでお子さんの変化を見届けてください
私たちの最大の願いは、あなたにコバリテの効果を実際に体験していただくことです。
お子さんがスケジュール表を見て次の行動を自発的に取るようになる変化。朝の忙しい時間が穏やかに進み、家族全体の生活が整う日々。見通しがもたらす安心感を、ぜひ実感していただきたいのです。
90日間の返品保証で安心してお試しください
「でも、自分の家庭に合うかどうか分からない…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そのため、コバリテには購入から90日間の返品保証をお付けしています。
- どんな理由でも返品可能
「期待通りではなかった」と感じた場合、商品を返品していただければ全額を返金いたします。(※商品が汚れていても問題ありません。)
- 絵カードセットと教え方ガイドはそのままお手元に
返品の場合でも、試していただいたお礼として、絵カードセットと教え方ガイドはそのままお使いいただけます。
損をすることなく始められます
返品保証があるため、あなたには何のリスクもありません。
まずはノーリスクでコバリテをお試しください。お子さんの行動の変化を実感し、家族全体の日々がどのように変わるのかをぜひ体験してみてください。
今すぐお試しください!
これまでのまとめ:あなたが手にする安心と自信
ボードや絵カードなど必要なアイテムが全て揃っており、届いたその日からすぐに使えます。
視覚支援の初心者でも効果が実感できます。図解付きで分かりやすく、誰でもすぐに実践できます。
初めての方から経験豊富な方まで、お子さんの成長に合わせた柔軟な支援が可能です。
これら全てがあなたの手に入るのです。あなたとお子さんの生活をより良いものに変えるための強力なツール、それがコバリテ視覚支援スタートキットIIなのです。
FAQ(よくあるご質問)
ご購入前の疑問を解消できるよう、よくあるご質問にお答えします。
3歳から成人の方まで、全ての年齢の自閉症の方にご利用いただけます。そして効果があります。中心的な年齢層は、4歳から10歳です。使い始めが成人の自閉症の方もいらっしゃいます。
重度自閉症から、軽度の発達障害まで、全ての自閉症スペクトラムの方に適しています。喋れない自閉症の方にも効果があります。喋れる自閉症の方にも効果があります。
小学生以上の方は「家庭標準」、未就学児の方は「家庭幼児」の絵カードを選んでください。イラストの内容は概ね同じで、昼間の行き先が「家庭標準」では”学校”、「家庭幼児」では、”ようちえん”と”ほいくえん”がそれぞれ10枚入っています。
キャプションは「家庭標準」では漢字、「家庭幼児」ではひらがなが中心です。お子様が文字を読める読めないではなく、年齢で選んでください。
絵カードは、お子さんの成長や家庭環境に合わせて、適宜増やしていく必要があります。絵カードの拡張パックはありません。当社が無料公開している「絵カードセンター」というサイトを利用すると、手元で簡単に絵カードを増やすことができます。
スタートキットの中に、【図解】スケジュール表の教え方ガイド2という小冊子が同梱されています。初心者の方でも効果的なスケジュールを提示することができます。
特別なトレーニングコースはありません。スタートキットの中に、【図解】スケジュール表の教え方ガイド2という小冊子が同梱されています。初心者の方でも上級者のような教え方ができるようになる内容です。
通常は入金確認後、2営業日以内に発送しております。本州の場合は、発送の翌日着。それ以外の地域の場合は、発送の翌々日に到着の予定です。
メールまたはお電話でご連絡ください。使い方のアドバイスから、お子様の行動で悩んでいることなど、内容は問いません。ご相談がありましたら、適宜対応しております。
返品の条件はありません。商品が汚れていたり壊れていても返品が可能です。返品ご希望の場合は、まず当社までご連絡ください。商品のアイテムが不足している場合は、当社までご相談ください。
当社ネットショップでの発送は日本国内のみです。海外への発送をご希望の場合、個別対応しますので、お問い合わせください。送料実費と手数料を加えた総額の見積もりを差し上げます。
あなたの家庭に変化をもたらす第一歩を
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コバリテ視覚支援スタートキットⅡは、単なるツールではありません。
それは、お子さんの自発的な行動を育み、家庭全体の日常を変えるための「希望の一歩」です。
- 朝の忙しい時間が穏やかに進む日々。
- 子どもが笑顔でスケジュール表を確認する姿。
- 親として「やってあげる」から「見守る」に変わる安心感。
これらは決して特別なことではなく、コバリテを通じて多くのご家庭が実現している現実です。
迷っている方へ:リスクはありません
すでに2,000組以上のご家族が、お子さんの支援にコバリテを選んでいます。
「自分の家庭でも本当に効果があるだろうか?」と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
その不安を抱えたままでは前に進めません。
どうか、ノーリスクで一歩を踏み出してください。
90日間の返品保証を通じて、安心してお試しいただけます。
ご注文は簡単で便利!
- お支払いはクレジットカードまたは銀行振込に対応しています。
- クレジットカードの分割払いも可能ですので、無理のない範囲で始められます。
- さらに、送料は無料!ご注文から2営業日以内に発送いたします。
安心してご注文ください!
お問い合わせには私が直接お答えします
製品や使い方に関するご質問があれば、どうぞ遠慮なくご連絡ください。
私、古林紀哉が直接対応させていただきます。
代表取締役 古林紀哉
略歴:三男に自閉症の子どもを持つ父親。岡山県倉敷市出身。大阪大学卒業、同大学院修了。博士(工学)。日本電気、野村総合研究所を経て独立起業。
株式会社古林療育技術研究所
岡山県倉敷市福島406-5
https://www.kobarite.co.jp/
追伸:コバリテは、あなたとお子さんの未来を変える一歩です
最後まで読んでいただいたあなたへ。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
私がスケジュール表というツールに出会ったのは、三男が5歳の頃でした。 その時は正直、半信半疑で、「本当にこれが役に立つのか?」と思い、すぐには試しませんでした。
しかし、その真価を実感したのは、それから5年後のこと。三男が10歳になった時に、スケジュール表を活用した支援を始め、驚くほどの効果を目の当たりにしました。 「もっと早く取り入れていたら、どれだけ楽だっただろう」と、その時初めて心から思いました。
迷うなら、まずお試しください
お子さんがスケジュール表を使い始め、自発的に行動をとるようになる変化。
朝や夕方の忙しい時間が穏やかに進み、家族全体の日常が整う日々――。
これを実現するために、コバリテは多くの家庭で活用されています。
90日間の返品保証があるため、安心してお試しいただけます。
お子さんの未来を切り拓く第一歩を、今日始めてみませんか?
「コバリテがあって本当に良かった」――多くの親御さんがそう感じてくださっています。
次は、あなたの番です。
さあ、コバリテで新しい日々を始めましょう。
あなたの家庭にも、新しい笑顔が増えることを心から願っています。
重度自閉症の父親
古林紀哉
Copyright (c) 2016-2024 Kobarite Co., Ltd. All rights reserved.